片手であそべる財宝探索RPG

複数の「パーティ」を編成して、マップ上にある洞窟や遺跡から「王家の秘宝」を探し出しましょう。

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​世界を変えるほどの力を持った王家の秘宝は全部で七つ。それらのすべてを集め終えたとき、人々は失われた太古の記憶を取り戻せます。

── 全ての秘宝集まりし時、　　　　　　

失われた記憶を取り戻さん―― 

​王立図書館の奥に埋もれている一つの古代書。その中に記されていた「秘宝伝説」もまた、他の多くの無名な伝説と同様人々の記憶から長い間忘れ去られ、本来ならそのまま誰にも語り継がれることもなく、忘却の彼方へと置き去りにされるはずの宿命にあった。

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考古学研究を行う司祭リチャードは、ある日王立図書館から古代書を持ち出し、研究を行った。彼は商人でもあり公爵でもあり著名な冒険家でもあるウィリアムに自らの研究成果を話し、一つ目の秘宝がエルバ島にあることを伝えた。秘宝伝説に興味を持ったウィリアムがエルバ島へ赴くと、リチャードが言った通りの場所に古代の遺跡が存在するのを目の当たりにした。

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ウィリアム隊はその後も複数回遺跡を探索したが、秘宝の発見までには至らなかった。だが彼の探索は他の冒険家や貴族の間にも噂で広まり、著名な冒険家である彼の固執が秘宝の存在の信憑性を高めることになった。やがて野心家や知的好奇心に誘われた多くの者達がエルバ島に集まるようになり、かつて無人の島だったエルバ島は一躍冒険の最前線へと成り上がった。

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ウィリアムの第一回探索から十年が過ぎた夏、ウィリアムの娘エレンもまた、古代の秘宝が眠るという島へと足を運んだ。

​エレンは港でシキという考古学者と合流することになっていた。